大将のバンコクがらくた人生

こんなはずじゃなかったのに。そんな戸惑いからはじまったバンコク暮らし。でも全く後悔はしていません。やっちまったぜ! そんな、ありのままの自分を、思う存分楽しみながら生きています。日本からはみ出したバンコク暮らし。ちょっとガラクタなぐらいが人生は楽しいのだ。

タグ:梨田日本大使感染

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 ソンクランは終わりましたが、依然静まり返っているバンコクです。買い出しからお店に戻る道中、トンロー25を通ると……物々しい雰囲気が漂っています。例のクラスターを発生させたナイトクラブ、クリスタルの前に警備体制が敷かれていました。
 これから警察の現場検証でもはじまるのでしょうか?そして路地の奥にはテレビ局の中継車やアナウンサーが待機しています。まさに嵐の前の静けさといった感じでした。
 本来、ナイトクラブは営業時間が夜11時までと規制されていたにも関わらず、連日深夜2時、3時まで乱痴気騒ぎを起こしていたクリスタル。店の前を通るたびに「やばくない?いつか大変なことにならなきゃいいけど!」そう思っていた大将でした。まぁ、案の定というか、なるべくしてなった感じでしょう。タイのことなので取り締まる管轄の警察とも馴れ合いだったのは誰もが周知の事実です。何を知っているかではなく、誰を知っているか。それこそがタイなんです。今回の事件を機に少しでも、そんな風潮が薄らぐと良いのですが……いや、あと10年は無理かな。

【写真】左手側がクラスターの発生源、違法営業をしていたクリスタル。電柱の後ろ側が同じオーナーが経営する割烹「雅」。

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 ここのところ毎日のようにコロナ、コロナで気分が滅入っている大将です。まぁ、日本は相変わらずといった感じですが、抑え込みに成功していたはずのタイがまさかこんなことになるとは……。一年前の悪夢を再び思い出しています。
 ここ一週間は予定していたジンギスカンパーティーも中止、そして息子と嫁さんは安全な田舎に一時帰省させて家では一人過ごす大将です。なにせ我が家はクラスターが発生したトンローの歓楽街と同じ通りにあるんです。用心するに越したことはありません。
 こんな時期ですが、やっぱり仕事上がりの晩酌が一番の楽しみかな。今夜の肴はタイ料理。青菜と豚肉の炒めもの、ソンタム、タイ風薩摩揚げ、炙り牛肉の4種類でした。仕事が終わり、市場に買い出しに行く途中にあるタイ料理屋さんでお持ち帰りしたものです。
 さっとシャワーを浴びて、クーラーを効かせた部屋でのんびり日本のテレビを見ながら飲むビール。最高です。ひとりぼっちですが、何の気遣いもなく過ごす時間も悪くはないですね。とりあえず来週までは外食は控えた方が良いかな?

Embassy-of-Japan-in-Thailand

 ここ数日、在タイの日本人の間で話題になっているのが梨田日本大使が新型コロナに感染したというニュースです。なにせ、感染したのがバンコクの高級クラブだったのがまずかったようで……。日本でも日経新聞や朝日新聞に掲載されたとか。

 確かに感染予防を在タイの邦人に注意喚起している日本大使館のトップが感染するというのは救われない部分はあります。でも、大使もひとりの人間です。あくまでも個人的な意見ですが、そこまで大使の感染を叩く必要があるのでしょうか?未成年者が飲酒したり、賭けマージャンをするなど法律違反をしたわけじゃないし。公務が終わって一個人としてクラブに行く自由も権利も大使にはあるはずです。そして、誰もが同じかとは思いますが、感染したくて感染する人はいません。今回の大使の感染を日本人の恥とか言い切るのは逆に、ちょっと、どうかと……。日本人ならではのやっかみ根性も根底にはあるのかな?



【タイの日本大使はナイトクラブで感染】*タイハイパーリンクから転載
 新型コロナウイルスに感染した梨田和也駐タイ日本国特命全権大使が、バンコクのナイトクラブで感染していた可能性が高くなりました。
日経新聞によると在タイ日本国大使館は、タイ保健省の調査で梨田大使が、ナイトクラブで新型コロナウイルスに感染した可能性が高いと判明した、と明らかにしています。
 なお梨田大使が訪れたナイトクラブは、クラスターが発生した「クリスタルクラブ」と見られています。在タイ日本国大使館はこれまで、梨田大使の行動履歴を明らかにしてきていませんでした。

◇タイ運輸相と日本大使がコロナ感染 歓楽街でクラスター|日本経済新聞
在タイ日本大使館は7日、梨田氏が3月25日にバンコクのナイトクラブを訪れていたと明らかにした。梨田氏の感染は4月3日に日本の外務省が発表したが、行動履歴は開示していなかった。日本大使館は遅れて開示した理由を「タイ保健省の調査でナイトクラブで感染した可能性が高いと判明したため」としている

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